いろときし色葉のブログ　色のことの葉

そういうタイミングを天は星の上の人は待っていたのだろうか。。。

お家で味噌作りをしようと思ったから、味噌を入れる大きな容器を（確か家の中にあったような）探し
その容器を家の中で見つけなければ
その中の甕に気付かなかったわけで
甕の中に入った梅干しはずっとずっと発見されなかった…。

その梅干しは
亡くなった義母が生前作ったもの。
短く見つもっても17年前の梅干し。。。
私たちが結婚した翌年に病気で亡くなった義母。
血液をたくさんたくさんいただいたので、献血して恩返ししたいと思ったあの頃。

その義母がつくってくれた梅干しはもちろんどこもなんともない。

昔からある日本の保存食の素晴らしいこと。

きっと味噌を作ろうと思わなければ、この梅干しには気付けなかった…
天の計らいなんだと思う。
感謝しかない。

311以降、3月4月になると梅干しを食べたくなる。
どうしてなのか、放射能から体を守るためなんて知らなかったのに
無意識の体が梅干しを求め、梅干し好きでもないのに買って食していた。
昨年も。
そして今年はついに見つけた。

夫は17年経って母の味を食している。

ありがとう、お義母さん。

命がつないでくれた梅干し